| <DiskSuite>
Solstice DiskSuiteはSolaris9にはデフォルトでインストールされています。Solaris8の場合でもSoftware
CD 2 of 2に同梱されていますので、必要な時にインストールしてください。Solaris8のセットアップ時にSoftware
CD 2 of 2をフルインストールしている場合は問題なく動作します。尚、この章ではDiskSuiteを使ったミラーリング方法を紹介するのでRAID5を構築する場合は飛ばしてください。
では各ディスクにメタデータベース領域を作成しましょう。前章で領域を確保できていれば次のコマンドを実行してください。
# metadb -a -f -c2
c0t0d0s3 c0t1d0s3
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ここでc2のオプションに注目してください。これはメタデータベースの複製数です。メタデータベースは破損するとシステム自体が起動しなくなりますので複製しておく必要があります。ディスクを2〜4台まで使う場合はこの様にしてください。もしも1台のディスクでメタデバイスを利用するのならば最低でも3つのメタデータベースを生成した方が良いでしょう。その他、5台以上でRAIDを構築する場合は複製数は1つで良いと一般には言われています。メタデータベースの状態を表示するにはmetadbコマンドを引数なしで使います。
# metadb
flags first blk block count
a u 16 1034 /dev/dsk/c0t0d0s3
a u 1050 1034 /dev/dsk/c0t0d0s3
a u 16 1034 /dev/dsk/c0t1d0s3
a u 1050 1034 /dev/dsk/c0t1d0s3
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メタデータベースを生成すれば次にミラーリングするメタデバイスの作成です。以下の様にミラーディスクを構成するものとします。

<一般スライスのミラーリング>
ルートパーティション以外はどのスライスでも同じ方法です。まずスライス7から構成していきましょう。次のコマンドを実行してスライス7をメタデバイスにセットします。このとき-fオプションを付け忘れないで下さい。
# metainit -f d50
1 1 c0t0d0s7
# metainit d4 -m d50
# metastat |
上の図の様にパーティションc0t0d0s7をd50にセットしています。2行目はメタデバイスd50をd4にセットしています。3行目のmetastatコマンドは状態を表示します。そして同じくミラーディスク(disk2)のパーティションc0t1d0s7をメタデバイスにセットします。
# metainit d51 1
1 c0t1d0s7
# metastat |
後はd51をd4に接続すればd50とd51は共通の連結メタデバイスd4が出来上がります。d51をd4にセットするのはリブートしてから行って下さい。
# metattach d4 d51
# metastat
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これでc0t0d0s7とc0t1d0s7の再同期が開始されます。他のパーティションも同じ方法です。最後にvfstabのマウントデバイスを連結メタデバイスに変更します。
/etc/vfstabの例
/dev/md/dsk/d4 /dev/md/rdsk/d4 / ufs 1 yes -
<ルートパーティションのミラーリング>
次の様にそれぞれのディスクにブートイメージをインストールしておきます。
# installboot /usr/platform/i86pc/lib/fs/ufs/pboot
/usr/platform/i86pc/lib/fs/ufs/bootblk /dev/rdsk/c0t0d0s0
# installboot /usr/platform/i86pc/lib/fs/ufs/pboot
/usr/platform/i86pc/lib/fs/ufs/bootblk /dev/rdsk/c0t1d0s0 |
metainitコマンドの-fオプションよりマウントしたままのrootパーティションをメタデバイスに変換します。このとき-fオプションを付け忘れないで下さい。
# metainit -f d10
1 1 c0t0d0s0
# metastat |
次にミラーディスクのrootパーティションをメタデバイスに変換します。
# metainit d11 1
1 c0t1d0s0
# metastat |
rootパーティションで構成されたメタデバイスを連結メタデバイスd0で構成します。
# metainit d0 -m
d10
# metastat d0 |
これらメタデバイスの生成が済めばmetarootコマンドを実行して/etc/vfstab /etc/systemを書き換えます。(まだここでは後戻りできます。次のmetarootコマンドを実行したことによりシステムがブートできなくなっても著者は一切の責任を持ちません)
/etc/vfstabを確認してみてください。
/dev/md/dsk/d0 /dev/md/rdsk/d0 / ufs 1 no -
この様にメタデバイスがルートパーティションに書き換えられています。問題がなければリブートしてください。
ブート時に "WARNING: forceload of misc/md_hotspares
faild" の警告が出力されていれば成功です。これはホットスペアがセットされていないために出力された警告メッセージです。ホットスペアについては後の章を参考にしてください。この警告がどうしても気持ちの悪いもとの感じる方はホットスペアを割り当てる様にメタデバイスを構成し直して下さい。ホットスペアにはスライスを割り当てなくても問題ありません。
最後にd0とd11を接続します。
# metattach d0 d11
# metastat |
以上でミラーが開始されます。この時にはディスクの再同期がはじまりますのでディスクアクセスに多少の負荷が生じるでしょう。次の様にコマンドを実行すれば、ディスク状況をGUIで見ることができます。
下図の様な画面が表示されると思います。

またディスクデバイスの状況をグラフで見たい場合は「ブラウズ」メニューを開けてください。そこで参照したいデバイスをドロップすれば、次の様に表示されるはずです。下図はd0
d10 d11をモニタしています。

<注意>
Intel SolarisではDiskSuiteによるミラーリング によりディスクアクセスの速度が極端に低下するといった不具合があります。その問題はSun
Microsystemsの公式ページにあるパッチを当てる事によって解消することができました。
Solaris8 x86の場合 パッチID
: 108694
Solaris7 x86以前の場合 パッチID : 106628
尚Sparc Solarisではこのような不具合はありませんでした。
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