Oracle9i

目次

ここではOracle9iの初期設定からデータベース管理までを紹介します。インストール方法は、Solarisパッケージに付属しているOracle9i Enterprise Editon(3枚)を使用します。尚、ここでの内容はLinux、Oracle8iにも対応しています。

リスナーの追加
データベースの作成
データベースの起動
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リスナーの追加

インストール時にデータベースを構築しない選択をとりましたので、Universal Installerが終了すれば、単独でNETCAとDBCAを立ち上げでください。

<Net Configuration Assistant>
Net Configuration Assistantでリスナーを追加します。リスナーとはOracleに対する接続要求に答えるデーモンです。リスナーを常駐させることによってDBAに接続することが出来る様になります。次の様にNet Configuration Assistantを立ち上げて下さい。


> $ORACLE_BASE/bin/netca

つぎの様な画面に移ります。

リスナー構成を選択します。その他の項目については今回触れません。

インストール直後はリスナーは1つもありませんので追加を選択します。すでに存在するリスナーに対して変更をする場合は他の項目を選択します。

リスナー名を登録します。今回登録したリスナー名はLISTENERにしました。

接続プロトコルを指定します。特別な場合を除いてTCPだけで問題ありません。

接続プロトコルTCPのポート設定を指定します。

他のリスナーをさらに追加する場合は「はい」を選択して、前の画面にもどります。LISTENER以外のリスナーは必要なければ「いいえ」を選択します。

ここで「次へ」を選択して、最後に、初めの画面に戻ったところで「完了」をクリックしてください。Net Configuration Assistantが終了した時にはリスナーが立ち上がっています。次回から、リスナーを立ち上げる時は次のコマンドラインを実行してください。

> lsnrctl start LISTENER

リスナーを停止するときは次のコマンドラインを実行してください。

> lsnrctl stop LISTENER

以上でリスナーの追加と、リスナーの起動は終了です。次にデータベースの生成を行います。

データベースの作成

<Create Databaseコマンド>
コマンドからデータベースを手動で作成する方法を紹介します。

データベース作成時に最低必要となる初期化パラメータは次の3つです。パラメータファイルinit.ora内のcontrol_filesパラメータは制御ファイルを指定してください。db_block_sizeパラメータには標準ブロックのサイズを指定してください。尚、db_block_sizeパラメータはデータベース作成後に変更できません。

db_name = mndiv
control_files = (/u01/oradata/oracle/ora_control01,/u02/oradata/oracle/ora_control02)

db_block_size = 4096

次にnomountモードでインスタンスを起動し、既存のデータベースがインスタンスにマウントされないようにします。

> sqlplus /nolog
SQL> connect sys/manager as sysdba
接続されました。
SQL> startup nomount

インスタンスが立ち上がると、Create Database文をSQL*Plusで実行するか、スクリプトを実行して、データベースを作成します。Create Database文は次の構造になっています。

SQL> create database mndiv
2 controlfile reuse
3 logfile
4 group 1 ('/u01/oradata/oracle/redo1a.log','/u02/oradata/oracle/redo1b.log) size 5M,
5 group 2 ('/u02/oradata/oracle/redo2a.log','/u01/oradata/oracle/redo2b.log) size 5M,
6 maxlogfile 40
7 datafile '$ORACLE_HOME/oradata/oracle/mndiv.dbf' size 50M autoextend on next 30M
8 maxsize 500M
9 maxdatafiles 240
10 characterset ja16sjis
11 national character set all16utf16
12 undo tablespace undots
13 datafile '$ORACLE_HOME/oradata/oracle/mndiv_undo.dbf' size 20M

14 default temporary tablespace temp
15 tempfile '$ORACLE_HOME/oradata/oracle/mndiv_tmp.dbf' size 100M;

autoectendオプションを使用するとデータファイルが一杯になった時、maxsizeキーワードで指定した合計サイズ以内の余分なスペースを自動的に割り当てます。データベースが作成できれば、次のコマンドラインを実行します。

SQL> alter database mount
SQL> alter database open

この状態ではSYSTEM表領域と一時表領域およびUNDO表領域しかありません。次にユーザー表領域および各データに対する表領域を作成します。

SQL> create tablespace USER datafile
2 datafile '$ORACLE_HOME/oradata/oracle/mndiv_data01.dbf' size20M,
3 datafile '$ORACLE_HOME/oradata/oracle/mndiv_data02.dbf' size30M
4 autoextend on next 10M maxsize 50M
5 minimum extent 150k
6 extent management local
7 permanent online ;

extend management localオプションを使用すると、この表領域をローカル管理表領域として定義します。permanent onlineオプションはこの表領域が永続的に格納すること定義しています。onlineキーワードにする事でオンライン状態にします。
最後にCatalogスクリプトを実行して、データディクショナリビューを作成します。

SQL> @catalog

<Database Configuration Assistant>
GUIのDatabase Configuration Assistantでデータベースを作成する方法を紹介します。下記のコマンドラインを実行して下さい。

> $ORACLE_BASE/bin/dbca

上の様な画面が立ち上がりますので次へをクリックします。

新たにデータベースを構築するためのデータベースの作成を選択して次へをクリックします。

デフォルトではData Warehouseに選択されていますが、OracleJVMなど不要なオブジェクトが入るのを避ける為にNew Databaseを選択します。

サービス名とSIDを指定します。ここで入力した内容は接続する際に必要となります。尚、Oracle9からはグローバル・データベース名というドメインを含んだサービス名を指定する様になりました。しかし都合によってドメインを省略してグローバル・データベースとSIDを同じにする場合があります。

特に指定する内容はありませんので、チェックボタンは全て外します。

その他のデータベース構成をクリックしてOracle JVMのチェックを外します。

クライアント同時接続数が少ないデータベースである場合は専用サーバー・モードを選択します。

初期化パラメータを設定します。メモリー使用量は物理メモリーと比較して指定してください。尚、Solaris9プラットフォームの場合は128MBは空けておきましょう。

ここでは記憶領域の詳細な設定を行います。表領域に今回作成するデータベースの領域を割り当てますので左の表領域をクリックして下さい。

左下の追加をクリックします。

任意の名前を付けて、今回作成するデータベースの表領域を指定します(後でDBAよりユーザーに割り当ててください)。サイズを指定したら作成をクリックして先ほどの画面に戻って次へをクリックします。

完了をクリックします。

データベースの作成が開始されます。

作成が終わると、利用するユーザーのパスワードをセットします。パスワード管理をクリックしてください。

それぞれのユーザーにパスワードを入力するか、アカウントをロックして下さい。
以上でデータベースの作成は終了です。

データベースの起動

DBA Studioから起動する方法を下記に示します。下記の様に実行して下さい。

> $ORACLE_BASE/bin/oemapp dbastudio

<SQL*Plusによるデータベースの起動>
SQL*Plusから起動する方法を下記に示します。下記の様に実行して下さい。

> sqlplus /nolog
SQL> connect sys/manager as sysdba
接続されました。
SQL> startup

初期化パラメータファイルを指定してデータベースを起動する場合、PFILE=[初期化パラメータファイル]のオプションを付けます。データベースを指定する場合はOPEN [データベース名]を付けます。

<データベースの状態変更>
起動済みデータベースの状態を変更するには、Alter Databaseコマンドを使用します。次にデータベースの状態変更コマンドの例を示します。

SQL> startup mount
SQL> alter database open;

OSがクラッシュしたり、異常終了した後にデータベースを再起動すると、バックグランドプロセスSMONがインスタンスを自動回復します。SMONはREDOログファイルに記録されていてデータファイルには記録されていないデータを回復し、データベースをオープンした後、コミットされていないトランザクションをロールバックします。

 


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