<サービスの提供>
/etc/servicesの記述を行います。以下の3つのサービスを開くために下の様に追記してください。
| netbios-ns
|
137/udp |
| netbios-ssn |
139/tcp |
| swat |
901/tcp |
|
/etc/inetd.confでこのサービスを待ち受け状態にします。以下の様に記述してください。インストール先はSolaris8であれば/usr/local/samba
になっているはずです。
| netbios-ssn
|
stream |
tcp |
nowait |
root |
/usr/local/samba/bin/smbd
|
smbd |
| swat |
stream |
tcp |
nowait.400
|
root |
/usr/local/samba/bin/swat
|
swat |
|
inetd.confを覗いたついでに他の不要なサービスは全てコメントアウトしておきましょう。特にfingerやrsh
rloginはセキュリティー上、閉じておいた方がよいと思います。( SWATを使わない場合、2行目は要りません )
注意:nmbデーモンは一度起動すれば常駐しますのでinetdからの起動は止めています。度々Windowsクライアントがnmbdにパケットを送るとinetd側で2重起動となりエラーを返します。ワークステーションとして常時稼動している場合は inetdからではなくて直接nmbdを起動している方がよいかもしれません。nmbdは起動時に一度立ち上げておけばいいでしょう。
rcに /usr/local/samba/bin/nmbd -Dを追加しておきます。
#! /bin/sh
/usr/local/samba/bin/nmbd -D
|
<SWATでファイルとユーザーの管理>
SWATは、ブラウザーでsambaの設定を可能にする便利なツールです。Linuxでsmb.confを記述した経験のある方にはとても簡単に思えるでしょう(
つまりsmb.confを記述してくれるツールなのです)。SWATを利用する場合は次の様に、ブラウザからポート901に接続します。
http://hostname:901
まずブラウザーから ポート901で接続します。ユーザーは root権限をもっているユーザーでログインしてください。
GLOBAlSを選択すると下の画面になります。ここでファイル共有を許可する端末にMS-Windowsがある場合、encrypt passwordsを「Yes」にしてください。これは暗号化してパスワード認証を行うという意味です。MS-WindowsはNetbiosのパスワード認証を暗号化します。古くから使われているUNIXでは暗号化せず認証を行います。

SHARESを選択してください。はじめに「 Choose Share 」に共有フォルダ名を入力して「
Create Share 」を押します。pathには共有を許可するディレクトリのパスを記述します。

PASSWDORDの設定です。UNIXユーザーの中からsambaユーザーを作ってください。ネームサービスを利用してもかまいません。

<smb.confについて>
smb.confはこのSWATが作ってくれますがもっと細かな設定がしたい場合はsamba/lib/smb.confを変更してください。またSWATのVIEWというコンテンツを選択すれば smb.confを一覧できます。smb.confのテキストは次の構造になっています。
[セッション名]
パラメーター名 = 値
セッション名はsambaが提供する共有名になり、その共有の設定を「パラメーター名 = 値」という形式で設定していきます。ただし
global homes printers は特定の共有に対応しません。例を示します。
[global]
netbios name = [コンピューター名]
workgroup = [ワークグループ名]
server string = [詳細表示内容]
encrypt passwords = Yes
smb passwd file = [smbpasswdファイルの場所]
coding system = EUC
wins support = yes
local master = No
guest account = nobody
map to guest = Bad User
hosts allow = 192.168. 127.0.0.
[public]
path = /export/home0/public/
[tarou]
comment = File Server
path = /export/home1/tarou
write list = tarou
[hanako]
comment = Work Files
path = /export/home1/hanako
write list = hanako |
一般にread only = yes として書き込み全面 拒否した後で、write list =
[書き込みユーザー名]を定義します。これとは逆に read only = no として書き込み全面許可したあとで 書き込み拒否ユーザーを定義する方法も考えられます。上の例をみるとreal
onlyという値はありません。これはreal only = yesを定義していることになり、read only = no にしたい場合は
real only値を記述しましょう。
次にSWATを使わずにsambaユーザーを作成する場合は次のコマンドラインを実行してください。(usernameは/etc/passwdのユーザー)
samba専用のユーザーを作りたい場合は、次のコマンドを実行します。
| # useradd -s /bin/false smbuser
|
接続できない場合は smb.conf の記述が間違っているかもしれません。smb.conf の記述のチェックはtestpermというsambaに含ませているツールを使ってください。そのまま実行すればsmb.confをスキャンしてくれます。またログを具体的に確認したい場合は [global] の
log level を 「 log level = 2 」にしてください。
<smbpasswdについて>
ディフォルト設定では/usr/local/samba/private/smbpasswd に保存されます。privateが無い場合はエラーが出ます。インストール後privateを作成すれば問題ないのですが、この様な重要なファイルは管理しやすい/etc等に置いておきたいと考えた場合、smb.confに smb
passwd file = /etc/smbpasswd と記述して smbpasswdの場所を定義しておきましょう。
<PDCについて>
インストール仕様はなにもかわりません。日本語環境にさえ気を配っていればその後のsmb.confファイルの設定でサービスを開始できます。次のsmb.confはその例です。
[global]
netbios name = [コンピューター名]
workgroup = [ワークグループ名(Windowsではこれをドメインと呼びます)]
server string = [詳細表示内容]
coding system = EUC
wins support = yes
logon drive = z:
client code page = 932
encrypt passwords = Yes
security = user
domain master = yes
domain logons = yes
logon script = login.bat
admin users = root
domain admin group = @admin
domain guest group = @other
guest account = nobody
map to guest = Bad User
share modes = no
os level = 65
hosts allow = 192.168. 127.0.0.
[homes]
guest ok = no
read only = no
create mask = 0700
directory mask = 0700
oplocks = false
locking = no
[netlogon]
path = /usr/local/samba/netlogon
writeable = no
guest ok = no |
sambaユーザーに固有の設定が必要です。以下の様にコンピュータ名(利用端末)の後ろに$マークを持つユーザーとsambaユーザーにルート権限をもつユーザーを追加しなければなりません。samba管理権限(root)をもったユーザーはadminグループに属するとします。一般sambaユーザーはusersグループに属するとします。
# groupadd admin
# groupadd users
# useradd -s /bin/false -m -d /var/empty [windowsのホスト名]$
# /usr/local/samba/bin/smbpasswd -a -m [windowsのホスト名]
# /usr/local/samba/bin/smbpasswd -a root |
以上でPDC初期設定は完了です。WindowsNTから動作確認を行ってみて下さい。以降/etc/passwdとsambaユーザーを追加すればWindowsNTユーザーで利用できるようになります。
<注意>
Windowsのマシン名とワークグループを変更する場合、Windowsコンピュータを再起動しなければなりません。それをせずに一度にドメイン登録まで済ませようとすると、無駄に20分ほど悩む事になります。
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