インストール ログ

目次

Solaris環境で各モジュールをインストールしたログです。Linuxでも同様の方法でインストールができると思います。尚、ここでのgmake、makeは断わりが無い限りGNU makeです。またgcc、ccについても同様、断りが無い限りgccを指しています。

nkf
vncviewer
Netscape-Plugin
mICQ
w3m
wget
Samba2.x
Samba3.x
rsync
qmail
OpenSSL& OpenSSH
Apache
Apache SSL
Squid

TCP Wrapper
tcpserver
Swatch
Deamontools
BIND9
Icecast
ProFTPD

mSQL
DataBase Modules
Berkeley DB
OpenLDAP
nss ldap
ISC dhcpd
PostgreSQL

xntpd
ipfilter

Oracle 9i (Solaris,Linux,hp-ux)

64bit gcc (Sparc,PA-RISC)
Stone
Postfix
rsync
net-snmp
Qpopper
戻る

nkf
<概要>
jis sjis euc unicode の文字コードを変換します。


<サンプル>
nkf162.tar.gz

<インストール>
# tar xvf nkf162.tar.gz
# cd nkf162
# gcc -o nkf nkf.c -O3
# cp nkf /usr/local/bin/

プログラムからnkfを呼び出す場合はパスが必要です。

vncviewer
<概要>
ネットワーク上のリモートPCを遠隔デスクトップ用いて利用できます。リモートデスクトップを提供する側には VNCserverをインストールしなければならなりません。最近のVNCはJAVAクライアントを送るWebサーバーとして機能するので Webブラウザーからでも動作するそうですが今回は Solaris側にVNCクライアントソフトウェアを導入しMS-Windowsをホストにして、Solaris側からWindowsを遠隔操作する方法を例にします。(SolarisをVNCホストとして リモートデスクトップ環境を提供する必要はないでしょうから 紹介はしません。)

<サンプル>
vnc-3.3.3r2_unixsrc.tar
xmkmf

<インストール>
VNCviewerはインストール作業は行いません。コンパイルすれば実行ファイル1つです。残りは VNCserverのファイルですので消去しました。Solarisでリモートデスクトップ環境を提供したい場合はまた別のサービスで補った方が確実、かつ安全です。

展開したディレクトリでxmkmfを実行してください。

# xmkmf
# make World

これで コンパイルは終了です。vncviewerはインストールの必要はありません。コンパイル後vncviewerのディレクトリに移り vncviewerの実行ファイルが「チン」出来てる事を確認してください。(Vncviewerとvncviewer は違います。)

# cd vncviewer
# ./vncviewer
# cp vncviewer /usr/sbin

こんな感じにしました。動作画面はこちらにあります。

もし VNCserverもインストールしたい場合は
# cd Xvnc
# make World
# cd ../
# ./vncinstall /usr/local/bin
# mkdir -p /usr/local/vnc/classes
# cp classes/* /usr/local/vnc/classes

これで 入るはずです。確認はしてません。

Netscape-Plugin
<概要>
JAVAやFlashなどのプラグインのインストール方法

<サンプル>
flash_solaris.tar.gz
netscape4.5

<インストール>
netscapeにはpuginsディレクトリがあります。$HOME/.netscape/pluginsにあるはずです。そこにモジュールをコピーすれば完了です。無ければ作ります。たとえば SolarisのShockwaveをインストールする場合を上げてみました。

# gzip -c flash_solaris.tar.gz | tar xvf -
# mkdir $HOME/.netscape/plugins
# cp $HOME/flash_solaris/libflashplayer.so $HOME/.netscape/plugins
# cp $HOME/flash_solaris/ShockwaveFlash.class $HOME/.netscape/plugins

mICQ
<概要>
MS-Windowsから生まれたチャットソフト。 sjisコードでやり取りする為に変換して利用しなければなりません。gpatchとgmakeが必要。

<サンプル>
icq-0.4.0.tgz
GNUmake
GNUpatch

<インストール>
gzip -c micq-0.4.0.tgz | tar xvf -
patch -p0 < micq-0.4.0-jp.patch
cd micq-0.4.0

Makefileを修正
CFLAGS = -O4 -Wall -DUNIX -DANSI_COLOR の行の末尾にオプション -lsocket -lnsl を追加する。

# gmake
# /usr/ucb/install -c -s -m 755 micq /opt/sfw/bin ( ←インストール先 )

以上で完了です。micqの使い方などは /help でご覧ください。micqの設定は $HOME/.micqrc の中に記述されています。僕のUINは41965591ですので お気軽にお声をかけてください。


w3m
<概要>
テキストブラウザーによりログイン中にもつかえます。

<サンプル>
w3m-0.2.2.tar.gz

<インストール>
Input your favorite C flags.
(Default: -O -Wall) -O2
とパラメータを設定しておいて下さい。その後
$make veryclean
$make
$ su
# make install

環境変数の設定は起動後、oコマンドです。

wget

<概要>
コンソール端末などで環境を整えていく上でなければならないソフトです。httpやftpにあるファイルをアドレスごと引き数に渡すと一気にダウンロードしてくれます。このソースのありかは明確にしておいた方がよいでしょう。ftp://ftp.gnu.org/pub/gnu/wget/

<サンプル>
wget-1.4.4.tar.gz

<インストール>
$ gunzip wget-1.4.4.tar.gz
$ tar xvf wget-1.4.4.tar
$ cd wget-1.4.4
$ ./configure
$ make
$ su
# make install

新たなバージョンでは完全にgccに移行してない場合 、上手くインストールできない場合があります。 そういった場合はパッケージを使ってインストールしてください。GNUパッケージといえばここでしょう。 http://www.sunfreeware.com/

Samba2.x
<概要>
MS-Windowsとのファイルのやり取りを行うNetbiosを使うファイルサーバー。

<サンプル>
samba-2.2.5.tar.gz

<インストール>
# gunzip -c samba-2.2.5.tar.gz | tar xf -
# cd samba-2.2.5/source
# ./configure

Makefileの13行目あたりを変更して 日本語名のファイルも扱えるようにします。

LIBS=-lsec -lgen -lsocket -lnsl -ldl -lpam
LDAPLIBS=
CC=gcc
SHLD=${CC}
CFLAGS=-O -DKANZI=¥"euc¥" ( ここを 変更する。¥はバックスラッシュ )
CPPFLAGS= -D_LARGEFILE_SOURCE -D_FILE_OFFSET_BITS=64
LDFLAGS=
AWK=nawk
DYNEXP=

# make
# make install

/usr/local/samba にインストールされます。configファイルの設定は こちらの各デーモンの設定方法を参考にしてください。

Samba3.x

<概要>
Windows、Mac OS X、Linuxとのファイルのやり取りを行うNetbiosを使うファイルサーバー。

<サンプル>
samba-3.0.10.tar.gz
libiconv1.9.2.tar.gz
libiconv-1.9.2-cp932.patch

<libiconvのインストール>
> gzip -dc libiconv-1.9.2.tar.gz | tar xvf -
> gunzip libiconv-1.9.2-cp932.patch.gz
> cat libiconv-1.9.2-cp932.patch | patch -p0
> ./configure
> make
> su
# make install

<Sambaのインストール>
# gunzip -c samba-3.0.10.tar.gz | tar xf -
# cd samba-3.0.10/source
# ./configure --prefix=/usr/local/samba --with-libiconv=/usr/local
# make
# make install

/usr/local/samba にインストールされます。samba3からモジュールのインストール先は/usr/local/samba/sbinになっていますので、注意して下さい。configファイルの設定は こちらの各デーモンの設定方法を参考にしてください。

rsync

<概要>
サーバー間のディレクトリをミラーリングすることができます。また双方に入れることで、ディレクトリの静的レプリケーションをとる事も可能です。

<サンプル>
rsync-2.5.6.tar.gz

<インストール>
$ tar zxvf rsync-2.5.6.tar.gz
$ cd rsync-2.5.6
$ ./configure
$ make
$ su
# make install

設定は こちらの各デーモンの設定方法を参考にしてください。

qmail
 <概要>
sendmailに変わるメールサーバー。sendmailのcf程複雑なものではなく スパムメールからのセキュリティー対策にも対応しています。これからメールサーバーを構築し様と考えているのならqmailがお勧めです。

<サンプル>
qmail-1.03.tar.gz
gcc

<インストール>
% gunzip -c qmail-1.03.tar.gz | tar xf -
% cd qmail-1.03
% su
# mkdir /var/qmail

qmailはユーザーIDとグループIDを使ってメールの送受信を行うため、qmailで使用するユーザーとグループを作成します。
# groupadd nofiles
# useradd -g nofiles -d /var/qmail/alias -s /bin/false alias
# useradd -g nofiles -d /var/qmail -s /bin/false qmaild
# useradd -g nofiles -d /var/qmail -s /bin/false qmaill
# useradd -g nofiles -d /var/qmail -s /bin/false qmailp
# groupadd qmail
# useradd -g qmail -d /var/qmail -s /bin/false qmailq
# useradd -g qmail -d /var/qmail -s /bin/false qmailr
# useradd -g qmail -d /var/qmail -s /bin/false qmails

Solarisの場合展開先ディレクトリの中にはconf-ccとconf-ldがありますのでgccを使うように設定します。
Redhat Linux 9及びRedhat Linux ASの場合はerror.hファイルのextern int errno;の後に#include <errno.h>を追記します。

<Solarisの場合>
# vi conf-cc (コンパイル前にccをgccに書き換えておく。)
# vi conf-ld (コンパイル前にccをgccに書き換えておく。)

<Redhat Linux9及びRedhat Linux ASの場合>
# vi error.h
extern int errno;
#include <errno.h> (この行を追記)

これよりコンパイル及びインストールを行います。
# make setup check
# ./config-fast [ホスト名].[ドメイン名]
# cd /var/qmail/alias
# touch .qmail-postmaster .qmail-mailer-daemon .qmail-root
# chmod 644 .qmail-postmaster .qmail-mailer-daemon .qmail-root

取り合えず qmailの基本設定まで紹介しました。これより運用方法は各デーモンの設定方法のqmailの設定方法 (for Solarisを参考にしてください。

OpenSSL& OpenSSL
<概要>
セキュアなリモートシェルで有名なsshのフリー版です。telnetと違いパケット盗聴されても問題ありません。ただしsshを利用するためにはランダム発生デバイスegdやzlibという圧縮ライブラリなど色々なものが必要となってきますので、とりあえず一通 りの必要なもののインストールも取り上げます。最後にsshのインストールです。

<サンプル>
zlib-1.1.3 (solaris8では初めから入っています)
egd-0.8.tar.gz
openssl-0.9.7c.tar.gz
openssh-3.4p1.tar.gz

<zlibインストール>
# gunzip zlib.tar.gz
# tar xf zlib.tar
# cd zlib-1.1.3/
# ./configure --shared
# make
# make install

<egdインストール>
# gunzip egd-0.8.tar.gz
# tar xf egd-0.8.tar
# cd egd-0.8
# perl Makefile.PL
# cd SHA-1.2
# make CC=gcc LD=gcc CCCDLFLAGS=-fPIC OPTIMIZE=-O3

# cd ../
# make
# make test
# make install

<open-sslインストール>
# gunzip openssl-0.9.7c.tar.gz
# tar xf openssl-0.9.7c.tar
# cd openssl-0.9.7c
# ./Configure solaris-x86-gcc
# make
# make install

<open-sshインストール>
# mkdir /var/empty
# chmod 700 /var/empty
# useradd -s /bin/false -d /var/empty sshd
# gunzip openssh-3.4p1.tar.gz
# tar xf openssh-3.4p1.tar
# cd openssh-3.4p1
# ./configure
# make
# make install
インストールは以上で完了です。起動にはegdが先に起動していなければいけません。よって起動スクリプトは次の様に記述しておきましょう。

#! /sbin/sh

/usr/perl5/5.00503/bin/egd.pl /tmp/.entropy
case "$1" in
'start')
/usr/local/sbin/sshd
;;
'stop')
/usr/bin/pkill -x -u 0 sshd
;;
*)
echo "Usage: $0 { start | stop }"
exit 1
;;
esac

これを /etc/init.d/ssh などに保存して/etc/rc2.d/などにリンクを置けば完了です。
sshdまたはsshの環境設定は/etc や/usr/local/etcの中にあるsshd.conf又はssh.confで行えます。詳しくは各デーモンの設定にて説明しています。

Apache (patch & update)
<概要>
apacheのインストールからバージョンアップ、パッチ当てなどをまとめました。(バージョンは1.3)

<サンプル>
apache1.3.26

<インストール>
$ gtar zxvf apache_1.3.26.tar.gz
$ cd apache_1.3.26
$ su
# ./configure --sysconfdir=/etc/apache --enable-module=most --enable-shared=max --prefix=/usr/apache
# make
# make install

--sysconfdir=/etc/apache は httpd.confの場所の定義です。 --enable-module=most --enable-shared=max は付属モジュールを利用することを意味しています。 --prefix=/usr/apache はお馴染みのインストール先の指定です。

もしパッチを当ててインストールしなおす時もこれらのオプションはなからずつけなければなりません。
いろいろなモジュールを追加する時、perlでコンパイルして ̄/libexecにコピーしhttpd.confで場所を定義すればそのままダイナミックで利用できる場合もありますが、そうでない場合は 必ず
./configure --with-apxs=/usr/apache/bin/apxs
として、ダイナミックで利用する事に心掛けましょう。
./configure --with-apache=[apacheのソース展開先]
としてもかまいませんが、再びインストールしなおすという、面 倒な事になります。


ソース単体の場合(.cや.pl)もapxsを利用する場合があります。。
# /usr/apache/bin/apxs -c [プログラム名].c
# /usr/apache/bin/apxs -i -a [プログラム].so
詳しくは個々のモジュール制作者サイトを参考にしてください。

Apache SSL
<概要>
暗号化認証でもっとも有名なapache+SSLの導入です。 それに見合ったmod_sslとセットで導入しなければなりません。

<サンプル>
apache1.3.26
mod_ssl-2.8.5-1.3.26.tar.gz

<インストール>
apache+sslというのもありますが、まず先に導入が簡単なmod_sslを紹介します。apache+sslの導入方法も後で紹介するつもりです。 ssl自体はもうすでにssh導入時に導入されていますのでモジュールだけでかまいません。

$ gtar zxvf mod_ssl-2.8.5-1.3.26.tar.gz
$ mod_ssl-2.8.5-1.3.26

$ cd ./etc
$ tar xvf patch.tar
$ cd ./patch
$ ./configure
$ make
$ ./configure --with-ssl=/usr/local/ssl --prefix=/usr/apache/ --enable-shared=ssl --with-patch=./etc/patch/patch --with-apxs=/usr/apache/bin/apxs

もちろんダイナミックモジュールを使える様にしておく必要がありますので、 上記の「apache (patch & update)」の手順もわすれなく。

apacheにパッチがあたれば再びapacheソースの展開先で $ make
$ make certificate
$ su -
# make install

としてください。次にapache専用ユーザーを作成する事をおすすめします。
# useradd -s /bin/false -d /usr/apache/ apache
という具合にシェルを渡さないapacheユーザーを作成し、このユーザーでapacheを起動させる方がよいでしょう。設定に関してはメインページのapacheの設定方法を参照してください。


Squid
<概要>
Proxyサーバーの標準デーモン。FTPプロキシやパスワード制限、IPアドレスによる細かい設定が可能。

<サンプル>
squid-2.4-src.tar.gz

<インストール>
まずsquid専用ユーザーとグループを作成します。ここでsquidを起動するユーザー(squid)からシェルを奪うとsquidが起動できなくなってしまいますので注意してください。
# groupadd squid
# useradd -s /bin/sh -g squid squid
# gunzip squid-2.4-src.tar.gz
# tar xvf squid-2.4-src.tar
# cd squid-2.4
# ./configure
# make
# make install
サンプルと同じバージョンで このようにインストールすると /usr/local/squid/ に入るはずです。configファイルは見本が入っていますので はじめはそれを使ってみます。
# cp /usr/local/squid/etc/squid.conf.default /usr/local/squid/etc/squid.conf
次にキャッシュディレクトリを作成します。
# mkdir -p /var/spool/squid
# chown squid:squid /var/spool/squid
# su -squid
$ /usr/local/squid/bin/squid -z (squidユーザーでキャッシュを作ります)

キャッシュディレクトリの場所をsquid.confに書き込みます。(602行目あたり)
cache_dir ufs /var/spool/squid 100 16 256
ここでキャッシュディレクトリを100MBに設定ています。

そして最後にユーザー、グループをsquidに変更してから起動するためにsquid.confを修正してください。(1554行目あたり)
cache_effective_user squid
cache_effective_group squid

詳しい設定は各デーモンの設定方法を参考にしてください。

起動ファイルは/usr/local/squid/bin/squidです。
# /usr/local/squid/bin/squid
squidを停止する場合は下の様に引数を付けて下さい。
# /usr/local/squid/bin/squid -k shutdown
squid.confファイルを訂正後、再読込みは次の様にすれば停止させることなく設定の変更が可能です。
# /usr/local/squid/bin/squid -k reconfigure

TCP Wrapper
<概要>
古くからあるinetd管理ツール

<サンプル>
tcp_wrappers_7.6.tar.gz

<インストール>
インストールする前には必ず容量の確認をお願いします。悪意のある不正な動作をするものが以前でまわりました。容量 は99.438バイトです。
正直ほぼ手動のインストール作業になるのでとても面倒な作業になるのですが、ここのものをコピーすれば大分楽になるでしょう。# gunzip tcp_wrappers_7.6.tar.gz
# tar xf tcp_wrappers_7.6.tar
# cd tcp_wrappers_7.6
# make CC=gcc REAL_DAEMON_DIR=/usr/sbin sunos5
# mkdir -p /opt/local/tcpd/bin
# cp safe_finger tcpd tcpdmatch tcpdchk try-from /opt/local/tcpd/bin
# mkdir -p /opt/local/tcpd/lib
# cp libwrap.a /opt/local/tcpd/lib
# mkdir -p /opt/local/tcpd/include
# cp *.h /opt/local/tcpd/include
# mkdir -p /opt/local/tcpd/man/man3
# cp *.3 /opt/local/tcpd/man/man3
# mkdir -p /opt/local/tcpd/man/man5
# cp *.5 /opt/local/tcpd/man/man5

以上です。
デーモンはtcpdになり 管理下に置くデーモンを/usr/sbinに定義しています。ファイルのコピー先が/opt/local/tcpd/binですので 以降/opt/local/tcpd/bin/tcpdを指定してください。ここではsolarisらしさを出すために/opt/local/tcpd/にインストールしましたが、別 にリンクの効いている/usr/sbin等にインストールしても問題ありません。
BSDの場合 hosts.denyは要りません。

tcpserver

<概要>
ひとつ前で解説したtcp wrapperと同じくスーパーデーモンと呼ばれる一種でいくつものTCPに依存するデーモンをこれひとつで管理できます。どんな管理ができるのかまとめてみました。
1.ローカルホスト・リモートホストのホスト名、IPアドレス、ポート番号、ユーザ名を環境変数で参照する.。
2.同時接続数を制限。
3.そのホストが複数のIPアドレスを持つ場合、特定のIPアドレス/ホストへの接続に対しての制御。
4.ユーザ名、IPアドレス、ドメイン名を元にしたアクセス制御。
一般にTCP ServerはTCP Wrapperの後継とまで言われています。世間がTCP Serverを利用する意図は次のような特徴をもっているからでしょう。1.アクセス制御ルールにはハッシュ化されたデータベース cdb を用いているため、大規模・複雑になっても高速に処理できる。
2.ソース・ルーティング(IP options)を落とすことができる。
3.TCP_NODELAY を有効にできる。
Tcp Serverの作者はあのqmailの作者でもあり幅広い信頼性持っています。新しいモノ好きのLinuxはほとんどのディストリビューションで導入されているはずです(細かいところまではわかりません。UNIXユーザーはただ便利で新しいければそれが良いと判断しないようです。一番重要な事は実績と信頼なのでしょう。

<サンプル>
ucspi-tcp-0.88.tar.gz

<インストール>
tcpserver (ucspi-tcp 0.88) のインストール
$ tar xvzf ucspi-tcp-0.88.tar.gz
$ cd ucspi-tcp-0.88
$ less README
(conf-cc、conf-home、conf-ld の内容をチェックする)
$ make
$ su
# make setup check

以上です。
デフォルト環境では /usr/local/binに/tcprulesが入っているはずです。

Swatch
<概要>
syslogを動的に監視するツール。logファイルを指定して正規表現により一致した場合ある任意の動作をおこす事ができる。

<サンプル>
swatch-3.0.2.tar.gz
Time-Hires-01.20.tar.gz
File-Tail-0.98.tar.gz
Date-Calc-4.3.tar.gz

<インストール>
展開後、swatchも各モジュールも展開先ディレクトリに移りperlでMailfile.PLを実行してください。その後gccにてmakeしてください。
# perl Makefile.PL
# make
# make test
# make install

Solaris上の/usr/ucb/ccでmakeするとエラーが出る場合があります。
/opt/sfw/bin/gccを使うと上手く入りますので一時的にでもgccを張り替えておくといいでしょう。または、
/usr/perl5/5.00503/i86pc-solaris/Config.pm の中にある
cc='cc'をcc='gcc'
cccdlflags='-KPIC'を cccdlflags='-fPIC'
ld='cc'をld='gcc'
optimize='-O'をoptimize='-O3'
に修正してください。これによりperlモジュールのコンパイラがgccを利用するようになります。

Daemontools
<概要>
デーモンを動的に監視するツール。

<サンプル>
daemontools-0.70.tar.gz

<インストール>
そのまま makeしてmake setup してください。
$ tar zxvf daemontools-0.70.tar.gz
$ cd daemontools-0.70
$ su
# make setup chemk

インストール後、rtsの動作確認をしてください。rts.expにサンプルがありますので それと出力を照合します。
# ./rts > rts.out
# diff rts.out rtc.exp

本来なら全行が完全に一致するはずなのですがSolairsの場合はsetlockのエラーがでるはずです。これはdaemontoolsのマニュアルにもある公式なエラーですので問題ありません。それ以外の不一致が無ければ サービス監視用に/serviceなどのディレクトリをつくります。ルートディレクトリに作らなくてもいいと思いますので/var/serviceなどに作ることにします。


BIND9
<概要>
DNSの代名詞的nameデーモン。

<サンプル>
bind-9.1.3.tar.gz

※インストールする前の注意点ですが、9系になってインストールされるnslookupの仕様が8系と異なっています。今後も8系のnslookupを利用する場合はバックアップをとっておかれる方がいいでしょう。尚、家はnslookupよりも、digを推奨しています。

<インストール>
$ tar zxvf bind-9.1.3.tar.gz
$ cd bind-9.1.3
$ ./configure --prefix=/usr/local/bind --sysconfdir=/etc
(デフォルトは/usr/local/です。sslを利用する場合--with-opensslでsslインストールディレクトリを指定してください。)
$ make
$ su
# make install

インストールにはgccではなく、ccを使って下さい。テストが成功すれば実際にインストールしてください。設定はbindの設定方法を参照してください。インストール後の設定ファイルのデフォルトは/etc/named.confです。また少し前のバージョンでは solaris環境やBSDのプラットフォームに対してスレッドシグナルの扱いに問題があるそうで、--disable-treads オプションもつけておきましょう。Linux Red Hat7.2でもnamed.pidに関するエラーを回避するにはこのオプションをつけると良いとのことです。
chrootするには、ライブラリをスタティックリンクする必要があります。./configureスクリプトを走らせる時に、--with-libtoolとすることで、ライブラリがスタティックリンクされます。

icecast
<概要>
MP3ストリーミング再生を可能にサーバーです。回線が太いインターネットサーバーやLAN内のワークステーション等で利用すると面 白いかもしれません。

<サンプル>
icecast-1.3.7.tar.gz
shout-0.8.0.tar.gz

<インストール>
# gunzip -c icecast-1.3.7.tar.gz | tar xf -
# cd icecast-1.3.7
# ./configure
# make
# make install
# cd
# gunzip -c shout-0.8.0.tar.gz | tar xf -
# cd shout-0.8.0
# ./configure
# make
# make install
インストールは以上で完了です。

詳しい設定は各デーモンの設定方法を参考にしてください。

ProFTPD
<概要>
wu-ftpdよりもバグが少ない事で知られているFTPデーモンです。成長が著しい時期にはセキュリティーホールも報告されていましたが今は安定期に入っています。

<サンプル>
proftpd-1.2.4.tar.gz

<インストール>
$ tar zxvf proftpd-1.2.4.tar.gz
$ cd proftpd-1.2.4
$ ./configure --prefix=/usr/local/proftpd
$ su
# make all install

mSQL

<概要>
MySQLの元となるデータベースです。現在もバージョンアップはされています。本家はこちら

<サンプル>
msql2.0.12.tar.gz

<インストール>
# tar zxvf msql2.0.12.tar.gz
# cd msql2.0.12
# make target
# cd targets
# cd OSname
# ./setup
ここでインストール先などのカスタマイズは site.mmを編集編集してください。
# make all
# make install
インストールは以上で完了です。

データベース構築は次の様にしてください。
#  ̄/bin/msqladmin create DATA ( DATA is DATABASE NAME)
# su -
# msql # ̄/bin/msql2d

<Solaris,BSDの注意点>
Solaris上の/usr/ucb/ccでmakeするとエラーが出る場合があると思います。
/opt/sfw/bin/gccを使うと上手く入りますので一時的にでもgccを張り替えておくといいでしょう。または、
/usr/perl5/5.00503/i86pc-solaris/Config.pm の中にある
cc='cc'をcc='gcc'
cccdlflags='-KPIC'を cccdlflags='-fPIC'
ld='cc'をld='gcc'
optimize='-O'をoptimize='-O3'
に修正してください。これによりperlモジュールのコンパイラがgccを利用するようになります。BSDの場合は Data-ShowTableモジュールではなくて Data-Dumperが必要になってくるとおもいますのでこちらもインストールしておいた方が良いとおもいます。

DataBase Modules

<概要>
Webデータアクセスに欠かせないのがDBモジュールです。PHPやJavaなどは元から入っていますがPerlは本来の利用目的からして必要無かったのでしょうか、あとからインストールしなくてはなりません。Perlと互換性を持たせるために、最初に以下の3つのモジュールをインストールします。

<サンプル>
DBD/DBIモジュール(DBI-1.14.tar.gz)
Data-ShowTableモジュール(Data-ShowTable-3.3.tar.gz)
MySQL&mSQLモジュール(Msql-Mysql-modules-1.2215.tar.gz) 必須

(1)DBIモジュールのインストール
# gzip -cd DBI-1.14.tar.gz | tar xf -
# cd DBI-1.14
# perl Makefile.PL
# make
# make test
# make install

(2)Data-ShowTableモジュールのインストール
# gzip -cd Data-ShowTable-3.3.tar.gz | tar xf -
# cd Data-ShowTable-3.3
# perl Makefile.PL
# make
# make test
# make install

(3)MySQL&mSQLモジュールのインストール
# gzip -cd Msql-Mysql-modules-1.2215.tar.gz | tar xf -
# cd Msql-Mysql-modules-1.2215
# perl Makefile.PL Which drivers do you want to install?
1) MySQL only
2) mSQL only (either of mSQL 1 or mSQL 2)
3) MySQL and mSQL (either of mSQL 1 or mSQL 2)
4) mSQL 1 and mSQL 2
5) MySQL, mSQL 1 and mSQL 2 Enter the appropriate number: [3] 1
Do you want to install the MysqlPerl emulation? You might keep your old Mysql module (to be distinguished from DBD::mysql!) if you are concerned about compatibility to existing applications! [n](リターン)
Where is your MySQL installed? Please tell me the directory that contains the subdir 'include'. [/usr/local/msql](リターン)
Which database should I use for testing the MySQL drivers? [test] On which host is database test running (hostname, ip addressor host:port) [localhost](リターン)
User name for connecting to database test? [undef](リターン)
Password for connecting to database test? [undef](リターン)
# make
# make test
# make install

Berkeley DB
<概要>
後のOpenLDAPにも必要になるデーターベースライブラリです。

<サンプル>
db-4.0.14.tar.gz
db-4.2.52.tar.gz
libtool-1.5

<インストール>
デフォルトは /usr/local/BerkeleyDB.[バージョン名]/ に入ります。標準ライブラリとして使いたい場合、またourier-imapやOpenLDAPを使う場合、prefixをオプションを付けてインストールするかシンボリックリンクを/usr/local/libと/usr/local/includeに作ってください。また、コンパイルにはlibtoolが必要です。

db-4.0.14の場合
$ tar zxvf db-4.0.14.tar.gz
$ cd db-4.0.14/build_unix
$ setenv CC gcc
$ cd dist
$ ./configure --prefix=/usr/local/db --enable-shared --enable-dynamic --enable-cxx
$ make
$ su
# make install

db-4.2.52の場合
$ tar zxvf db-4.2.52.tar.gz
$ cd db-4.2.52/dist
$ setenv CC gcc
$ mkdir build
$ cd build
$ ../configure --prefix=/usr/local/db --enable-shared --enable-dynamic --enable-cxx
$ make
$ su
# make install

# cp db.h /usr/local/include (courier-imapやOpenLDAPのコンパイルにこの操作が必要)
# ln -s /usr/local/db/lib/* /usr/local/lib/
# ln -s /usr/local/db/lib/* /usr/lib/
(又はこちら)

gcc3.3.2を使っている環境では、/usr/include/sys/siginfo.hに関するエラーが出る場合があります。
その場合は、/usr/local/lib/gcc-lib/i386-pc-solaris2.10/3.3.2/install-tools/mkheaders.confの1行目に
SHELL=/bin/shを追加して
/usr/local/lib/gcc-lib/i386-pc-solaris2.10/3.3.2/install-tools/mkheaders
を実行しすることで回避できます。
参考URL:
http://sunfreeware.com/programlistintel10.html#gcc33

OpenLDAP

<概要>
幅広いアプリケーションに対応したディレクトリサーバー 。SolarisではiPlanet Directory Serverでも実現します。

<サンプル>
cyrus-sasl-1.5.28.tar.gz
openldap-2.1.4.tgz

<他に必要なもの>
SSLライブラリ(OpenSSL)または TSLライブラリ
Berkeley DB または GNU DataBase Manager(GDBM)

<インストール>
OpenLDAPサーバーにアクセスする際の認証方式としてSASLを使いますのでCyrus SASLライブラリを追加しました。
SASLのインストール
$ gtar zxvf cyrus-sasl-1.5.28.tar.gz
$ cd cyrus-sasl-1.5.28
$ ./configure
$ gmake
$ su
# gmake install
# ln -s /usr/local/lib/sasl /usr/lib
OpenLDAPのインストール
$ tar zxvf openldap-2.1.4.tgz
$ cd openldap-2.1.4
$ setenv CC gcc
$ setenv CPPFLAGS '-I/usr/local/include'
$ setenv LDFLAGS '-L/usr/local/lib'
$ ./configure --with-cyrus-sasl --with-threads --with-readline --with-ssl --enable-spasswd --enable-dynamic --enable-wrappers --enable-passwd
$ make depend
$ make
$ make test
$ su
# make install

LDAPサーバー/クライアントの設定はメインページのディレクトリサーバーを参考にして下さい。

nss_ldap

<概要>
LDAP認証を利用にするネームサービススイッチのライブラリです。今回のプログラムは見つけにくいと思いますので、置き場所も紹介します。この他にもpam_ldap認証モジュールもありますので同じように導入することをお勧めします。尚、Solaris8以降では標準でLDAPに対応していることからnssライブラリーを新たにインストールする必要はありません。

<サンプル>
nss_ldap-201.tar.gz (nss_ldap.tar.gz)
ftp://ftp.padl.com/pub

<インストール>
nss_ldap.soを/usr/libにコピーするだけです。iPlanet Directory Serverには必要ありません。

$ tar nss_ldap.tar.gz
$ cd nss_ldap-201
$ ./configure
$ gmake
$ su
# cp nss_ldap.so /usr/lib/

ISC dhcpd

<概要>
あらゆるプラットフォームで利用されているDHCPサーバーです。Solarisなど商用UNIXにインストールする場合はccコンパイラに注意してインストールして下さい。

<サンプル>
dhcp-3.0.1rc9.tar.gz
http://www.isc.org/products/DHCP/

<インストール>
$ tar zxvf dhcp-3.0.1rc9.tar.gz
$ cd dhcp-3.0.1rc9
$ ./configure
$ make
# make install
# touch /etc/dhcpd.leases
# touch /etc/dhcpd.conf

dhcpd.leasesは空のファイルでかまりません。DHCPクライアントの情報を格納するファイルです。/var以下などに作成してもかまいません。dhtpd.leasesの利用場所は/etc/dhcpd.confの記述で決まります。rcスクリプト、/etc/dhcp.confの記述はメインページのUNIXネットワーク管理を参考にしてください。

PostgreSQL

<概要>
MySQL&mSQLとは違い、単独で簡単にインストールができます。

<サンプル>
postgresql-7.2.2.tar.gz
gcc-3.2-sol9-sparc-local.gz

<インストール>
# mkdir /usr/local/pgsql
# useradd -m -d /usr/local/pgsql -s /bin/tcsh postgres
# chown postgres /usr/local/pgsql
# tar zxvf postgresql-7.2.2.tar.gz
# cd postgresql-7.2.2
# ./configure --enable-multibyte=EUC_JP --prefix=/usr/local/pgsql
# make
# make install

インストール後の設定方法や利用方法はメインページのSQLデータベース(2003年1月版からの掲載)を参考にして下さい。

xntpd

<概要>
複数のサーバーのログに出力される時刻の整合性をとる為のNTPサーバー及びクライアントです。

<サンプル>
ntp-4.1.1b.tar.gz

<インストール>
> tar zxvf ntp-4.1.1b.tar.gz
> cd ntp-4.1.1b
> ./configure --prefix=/usr/local/ntpd --localstatedir=/var
> make
> su
# make install

Solaris8による設定方法や利用方法はメインページのNTPの使用方法を参考にしてください。

ipfilter

<概要>
FireWallを提供するソフトとしてSolarisをはじめBSDやIRIXにも対応しています。またNAT機能もあります。コンパイルにはSunのmakeとCCが必要です。GCCではコンパイルできませんので注意して下さい。

<サンプル>
ip-fil3.4.31.tar.gz

<インストール>
# gtar -zxvf ip-fil3.4.31.tar.gz
# cd ip-fil3.4.31
#/usr/ccs/bin/make solaris
# cd SunOS5
# /usr/ccs/bin/make package

パッケージとしてインストールされますので削除する場合はpkgrmコマンド使って下さい。設定方法はメインページのFireWallの構築方法を参考にしてください。

Oracle 9i

<概要>
Solarisパッケージに付属しているOracle9i Enterprise Editon(3枚)を使用したインストール方法を紹介します。詳細なインストール方法は各インストールの詳細項目を参考にしてください。

<サンプル>
Oracle9i Enterprise (Oracle9.01)

<環境設定>
インストールするサーバーをOracle用に共有メモリとセマフォを確保しますので次の様に/etc/systemファイルを編集します。

* for oracle 9i
set semsys:seminfo_semmni=100
set semsys:seminfo_semmns=1024
set semsys:seminfo_semmsl=256
set shmsys:shminfo_shmmax=4294967295
set shmsys:shminfo_shmmin=1
set shmsys:shminfo_shmmni=100
set shmsys:shminfo_shmseg=10

再起動後、OracleユーザーとOracleグループを作成します。
# groupadd -g 5000 dba
# useradd -u 5000 -g dba -m -d /oracle -c 'Oracle Master' -s /bin/tcsh oracle
# chown oracle:dba /oracle
# mkdir /oracle/product
# chown oracle:dba /oracle/product

ユーザーを作成すればdbaグループにapacheユーザーを追加します。apacheユーザーがいなければ作成して下さい。
# groupadd -g 1000 apache
# useradd -u 1000 -G dba,apache -d /usr/apache -c 'Web Server' apache

環境変数をセットする為に.cshrcを作成、編集します。
umask 022
set path=(/bin /usr/bin /usr/local/bin /usr/ucb /opt/sfw/bin /usr/ccs/bin $HOME/bin /usr/sbin )
if ( $?prompt ) then
set history=32
set prompt = "`whoami`@`hostname`<¥!> "
setenv ORACLE_BASE /oracle
setenv ORACLE_HOME $ORACLE_BASE/product
setenv ORACLE_SID oradb
setenv NLS_LANG JAPANESE_JAPAN.JA16EUC
setenv LD_LIBRARY_PATH $ORACLE_HOME/lib
setenv ORA_NLS33 $ORACLE_HOME/ocommon/nls/admin/data
setenv LANG ja
setenv CLASSPATH $ORACLE_HOME/jre/1.1.8:$ORACLE_HOME/jlib:$ORACLE_HOME/jlib/product/jlib
endif

<インストール>
CDEデスクトップを使ってOracleユーザーでログインします。ただし、Oracle8iの場合は英語環境でログインしするか環境変数LANGをCにする必要があります。Oracle9iの場合は日本語環境で問題ありません。
Oracle9i Enterprise Editionの1 of 3をCDドライブにいれます。/cdromがマウントされれば次の様にoracleユーザーで実行してください。
> /cdrom/orcl901_1/runInstaller

Oracle Universal Installerが立ち上がります。画面の指示に従ってインストールを進めてください。Oracle Universal Installerによる詳細なインストール方法はこちらの詳細項目を参考にして下さい。

Solarisに対するインストールは以上で終了です。


ここからはLinuxにインストールする方法です。導入事例も多いことから取り上げてみました。

<サンプル>
Oracle9i Enterprise (Oracle9.01 or Oralce9.2.1)
RedHat Linux 8.0

<環境設定>
Oracle9iをLinuxにインストールするには,次の様なパッケージが必要となります。

・ binutils-2.10.91.0.2-3.i386.rpm
・ glibc-devel-2.2.2-10.i386.rpm
・ gcc-2.96-81.i386.rpm
・ j2re-1_3_1_XX-linux-i386-rpm.bin
・ jdk-1.3.1_XX.i386.rpm (*正しく入れ直した方が良い)
・ make-3.79
・ kernel-headers-2.4.2-2.i386.rpm (*)

Oracle9iではメモリー領域をカーネルパラメーターでセットしますが、RedHat8.0においてはその必要は必要はありませんでした。すべてデフォルト値を使用します。具体的にセットしなおしたい場合は別のサイトを参考にしてください。

ユーザーとOracleグループを作成します。
# groupadd dba
# useradd -d /oracle -g dba oracle
# chown oracle:dba /oracle
# passwd oracle
# exit

ここでルートの作業は一旦終了です。次に先ほど作成したoracleユーザーでログインしてください。
OracleユーザーでログインができるようになればOracleユーザーのbashrcを以下の様に編集します。
# Source global definitions
if [ -f /etc/bashrc ]; then
. /etc/bashrc
fi
# Oracle Environment
export ORACLE_BASE=/oracle
export ORACLE_HOME=$ORACLE_BASE/product
export ORACLE_SID=mndiv
export ORACLE_TERM=kterm
export TNS_ADMIN=/home/oracle/config/
export NLS_LANG=Japanese_Japan.JA16SEUC
export ORA_NLS33=$ORACLE_HOME/ocommon/nls/admin/data
export LD_LIBRARY_PATH=/oracle/product/lib:/oracle/product/ctx/lib:/oracle/product/jdbc/lib
#export LANG=C
# Set shell search paths:
PATH=$PATH:/bin:/usr/bin:/usr/sbin/:/etc:/usr/local/bin:$ORACLE_HOME/bin
PATH=$PATH:/usr/java/jdk1.3.1_07/bin:/usr/java/jre1.3.1_07/bin
PATH=$PATH:/opt/local/bin:/opt/NSCPnav/bin:$ORACLE_HOME/bin
export PATH
#CLASSPATH must include the following JRE locations:
CLASSPATH=$ORACLE_HOME/jre:$ORACLE_HOME/jlib:$ORACLE_HOME/rdbms/jlib
CLASSPATH=$CLASSPATH:$ORACLE_HOME/network/jlib
CLASSPATH=$CLASSPATH:$ORACLE_HOME/jdbc/lib/classes12.zip
CLASSPATH=$CLASSPATH:$ORACLE_HOME/jdbc/lib/nls_charaset12.zip
export CLASSPATH

Oracle Universal Installerを起動する際の注意点を下記にまとめました。
・ 環境変数LANGはCであること。(Linux版は文字化けしてしまう)
・ oracleユーザーを作成して、oracleユーザーでインストールを行うこと。
・環境変数を上記のサンプルの様にセットすること
・インストールの実行はルートパーティションから行うこと。
(Oracle Universal InstallerのOracle9i版はCDが3枚あるためにインストールの途中でCDドライブをアンマウントしなければなりません。)

<インストール>
Oracle9i Enterprise Editionの1 of 3をCDドライブにいれます。/cdromがマウントされれば次の様にoracleユーザーで実行してください。
> /cdrom/orcl901_1/runInstaller

Oracle Universal Installerが立ち上がります。画面の指示に従ってインストールを進めてください。Oracle Universal Installerによる詳細なインストール方法はこちらの詳細項目を参考にして下さい。


最後にhp-uxへのインストールを紹介します。
hp-uxの場合は、Linuxと同様セマフォの設定は必要ありません。ただしhp-uxの場合、/tmpファイルの容量に注意してください。Oracle Universal Installerは/tmpに約60MBの空き容量が必要です。また、hp-ux11iに関しては最新のパッチをあててなければ正常にインストールできない場合があります。

<インストール>
CDEデスクトップを使ってOracleユーザーでログインします。ただし、英語環境でログインしするか環境変数LANGをCにする必要があります。
Oracle9i Enterprise Editionの1 of 3をCDドライブにいれます。尚、CDドライブのマウントはpfs_mountを使って下さい。
# /usr/sbin/pfs_mountd &
# /usr/sbin/pfsd &
# /usr/sbin/pfs_mount /dev/dsk/[ディバイス名] /SD_CDROM
% su -
% /SD_CDROM/orcl901_1/runInstaller

CDの入れ替えは次の様に行います。
# pfs_umount /SD_CDROM

<エラー報告1>
Exception String: Error in invoking target install of makefile /oracle/alissvr/product/9.0.1/ctx/lib/ins_ctx.mk

このエラーは、ldが/usr/lib/libXm.slを見つけれられなかったために発生いたします。HP の既知の不具合(Doc.id. KBRC00003627)により、デフォルトの hp-ux 64をインストールした場合は、いくつかの必要なXライブラリ・シンボリック・リンクが作成されません。これらのリンクは、手動で作成する必要があります。これらのリンクは/usr/lib ディレクトリに作成するため、リンクを作成するには、ルート権限が必要です。ルート権限を取得してから、次のコマンドを実行して必要なリンクを作成します。
% cd /usr/lib
% ln -s /usr/lib/libX11.3 libX11.sl
% ln -s /usr/lib/libXIE.2 libXIE.sl
% ln -s /usr/lib/libXext.3 libXext.sl
% ln -s /usr/lib/libXhp11.3 libXhp11.sl
% ln -s /usr/lib/libXi.3 libXi.sl
% ln -s /usr/lib/libXm.4 libXm.sl
% ln -s /usr/lib/libXp.2 libXp.sl
% ln -s /usr/lib/libXt.3 libXt.sl
% ln -s /usr/lib/libXtst.2 libXtst.sl

これらを実行した後に、再度実行してください。

64bit gcc

<概要>
一般にSolarisでは64bitモジュールを作成する場合、Sunが提供するコンパイラが必要なのですが、gccを64bitに対応させる事もできます。hp-ux11では完全64bit互換であるため、hpが64bit gccのdepotパッケージを配布しています。64bitアーキテクチャ環境にgccを64bitをサポートさせることで、その見返りはオープンソースの十分なパフォーマンス利益になると思います。

<サンプル>
gcc-3.1.tar.gz

<インストール>
$ gzip -cd gcc-3.1.tar.gz | tar xvf -
$ mkdir 32bit-obj <- 作業ディレクトリの作成
$ cd 32bit-obj
$ env CC=cc CFLAGS=-O CXXFLAGS=-O ../gcc-3.1/configure --prefix=/opt/gnu --enable-languages=c,c++
$ ./configure
$ gmake bootstrap
$ su
# gmake install

まず、インストールされた gcc は、オプションが指定されない状態では、32bitモジュールを生成します。 64bitモジュールを生成するには、-m64 オプションを付加して下さい。



hp-ux11PA- RISCアーキテクチャの場合、gccを64bitサポートされた gccのdepotパッケージが配布されています。hpのサイトより入手してください。

<サンプル>
hp-ux Developer's Toolkit
GnuPro for 64-bit hp-ux
gcc-3.1-sd-11.00.depot 必須

# swinstall -s /tmp/gcc-3.1-sd-11.00.depot gcc

またソースからインストールする場合は次の様に行います。

<サンプル>
hp-ux Developer's Toolkit
GnuPro for 64-bit hp-ux
binutils-2.13.tar.gz 必須
gcc-3.2.2.tar.gz 必須

<インストール>
% tar xzvf binutils-2.13.tar.gz
% cd binutils-2.13
% ./configure --host=hppa64-hp-hpux11.00 --target=hppa64-hp-hpux11.00 --prefix=/usr/local/pa20_64 --enable-64-bit-bfd
% make
% su
# make install

% tar xzvf gcc-3.2.2.tar.gz
% cd gcc-3.2.2
% ./configure --host=hppa64-hp-hpux11.00 --target=hppa64-hp-hpux11.00 --enable-languages=c,c++,f77,objc,java --prefix=/usr/local/pa20_64 --with-gnu-as --with-as=/usr/local/pa20_64/bin/as --with-gnu-ld --with-ld=/usr/local/pa20_64/bin/ld --disable-nls
%make bootstrap
%su
#make install

Stone

<概要>
TCP/UDPのSSL化モジュール、またはトンネリングモジュール

<サンプル>
stone-2.2.tar.gz
openssl-0.9.6d.tar.gz

<インストール>
> tar zxvf stone-2.2.tar.gz
> cd stone-2.2
> gmake solaris-ssl CC=gcc
> su
# cp ./stone /usr/bin/stone

次にstone用に乱数ファイルを作成します。
# /usr/local/ssl/bin/openssl md5 * > rand.dat
プライベート鍵を作成します。
# /usr/local/ssl/bin/openssl genrsa -rand rand.dat > key.pem
最後にstone用鍵を保存します。
# /usr/local/ssl/bin/openssl req -new -x509 -key key.pem -out dummy.pem
# cat dummy.pem key.pem > /usr/local/ssl/certs/stone.pem

Postfix

<概要>
sendmailの次に変わるメールサーバーです。sendmailのcf程複雑なものではなく,かつsendmailとの互換性に優れています。

<サンプル>
postfix-2.3.0.tar.gz
db-4.2.52.NC.tar.gz
Berkeley DB が/usr/local/dbにインストールされているものととします。

<インストール>
# groupadd postfix
# groupadd postdrop
# useradd -s /bin/false -d /var/spool/postfix -g postfix postfix
# tar zxvf postfix-2.3.0.tar.gz
# cd tar zxvf postfix-2.3.0
# make makefiles CCARGS=" -DHAS_DB -I/usr/local/db/include" AUXLIBS="-L/usr/local/db/lib -ldb -R/usr/local/db/lib"
# make
# make install

コンパイル中、次の問いに答えます。今後のバージョンアップやアンインストールのしやすさを考え/usr/local/postfix以下にインストールしました。そのため今後の動作設定で意識しなければならない箇所もありますが、それは随時当サイトを参考にしていただければ問題ないようにしています。

install_root: [/] <ENTER>
tempdir: [/tmp/postfix-2.3.0] <ENTER>
config_directory: [/etc/postfix] <ENTER>
daemon_directory: [/usr/libexec/postfix] /usr/local/postfix/libexec
command_directory: [/usr/sbin] /usr/local/postfix/sbin
queue_directory: [/var/spool/postfix] <ENTER>
sendmail_path: [/usr/lib/sendmail] /usr/local/postfix/libexec
newaliases_path: [/usr/bin/newaliases] /usr/local/postfix/bin/newaliases
mailq_path: [/usr/bin/mailq] /usr/local/postfix/mailq
mail_owner: [postfix] <ENTER>
setgid_group: [postdrop] <ENTER>
html_directory: [no] <ENTER>
manpage_directory: [/usr/local/man] <ENTER>
readme_directory: [no] <ENTER>

# postalias hash:/etc/postfix/aliases
# newaliases

サービスの起動は/usr/local/postfix/sbin/postfix start で行います。設定方法はメインページのpostfix設定方法を参考にして下さい。

rsync

<概要>
ネットワークを介するデータバックアップツール。特徴として、差分同期、暗号化によるインターネットを介した同期が上げられます。ディザスタリカバリーにも使われているケースもあります。

<サンプル>
rsync-2.6.3

<インストール>
> tar zxvf rsync-2.6.3.tar.gz
> cd rsync-2.6.3
> ./configure
> gmake
> su
# make install

net-snmp

<概要>
network監視サーバの最も一般的なもの。Sun Management Centerなどは他社製品との互換が難しいため(設定によっては可能)オープンソースで互換性に強いものに入れ替える方がいいと思います。

<サンプル>
net-snmp-5.1.2

<インストール>
> gtar net-snmp-5.1.2.tar.gz
> cd net-snmp-5.1.2
>./configure --enable-ucd-snmp-compatibility

configureオプションを特に指定していない場合は以下の4つを質問されます。
System Contact Information (snmp@syns.net):
System Location (Unknown):
Location to write logfile (/var/log/snmpd.log):
Location to write persistent information (/var/net-snmp):

> gmake
> su
# make install
# cp EXAMPLE.conf /usr/local/share/snmp/snmpd.conf

Qpopper

sendmailやpostfixでPOP3サービスをユーザに提供したい場合にインストールする必要があります。

<サンプル>
qpopper4.0,8

<インストール>
# groupadd pop
# useradd -d /tmp -s /bin/false -g pop pop
# gtar zxvf qpopper4.0,8.tar.gz
# cd qpopper4.0,8
#./configure --enable-apop=/etc/pop.auth -with-apopuid=pop --enable-specialauth
# make
# make install

 


<戻る>